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トートバッグと日本建築集中講義

こんにちは、阿部です。

Tシャツやマグカップ、手拭い、サイダーなどなど。
今まで色々な山口晃展オリジナルグッズを紹介してきました。
どれも今回の新潟展に合わせて制作したもので、新潟市美術館のみの限定販売となっております。
スタッフの私が言うのもなんですが、レアですね!私も欲しい!(というか買った!)

本日紹介するのは、出来たてホヤホヤのトートバッグです♪
全国の山口晃ファンのみなさま、これで全ての山口晃×ルルルのコラボグッズが揃いました!!
(新潟限定!と言いつつ、オンラインショップでも販売しています)
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「トートバッグ 當卋おばか合戦─おばか軍本陣圖」3,200円

甲冑姿の武士が密集している作品ですが、何かがおかしい。良くみると馬に見立てたバイクや模型が先頭を陣取っています。作品名にある當卋とは「今の世、現代、いまどき」の事。山口晃さんが今風に戦を描くと、こうなる訳です!トートバッグは全面プリントではなく、作品の余白部分を生かした配置なので、キリッとした印象も与えてくれます。
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細かい部分までプリントされているので、トートバッグを使う時は思わず見入ってしまいそう。
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「當卋おばか合戦─おばか軍本陣圖」は2001年の作品。
今回の新潟展では原画の展示はありませんが、山口晃作品集の表紙に使用されています。
お店では長形はがき(157円)も販売してますよ♪
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本体のサイズは、幅35cm、縦37cm、マチ10cm。生地は厚手のキャンバス地。
A4サイズの書類が縦にスッポリ入ります。重くてずっしりしている「山口晃大画面作品集」を
3冊入れても大丈夫なくらい、しっかりした作りです。
裏面には「MATAMATA-ORIENNALE 新潟市美術館 × 山口晃」のロゴが入ってます。
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スタッフの関さんが持つと、こんな感じです↓
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絵柄とは対象的な、女性らしい服装に合わせてみても素敵です。
トートバッグは折りたたむとペタンコになるので、マイバッグとして持ち歩くのも楽ですよ。
もし私が使うなら、どこかへ遠出する時に一緒に持って行きたいです♪

というのも、最近山口晃さんの本を読んだら、まんまと行ってみたい所が増えたからです!
それがこちら↓
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「藤森照信×山口晃 日本建築集中講義」1,995円

路上観察眼をもつ建築家の藤森照信さんと山口晃さんが、日本の名建築について語り合う対談&エッセイ漫画。もともと、茶のあるくらし、和のあるくらしを提案する雑誌「月刊なごみ」で一年間連載されており、今年の7月に書籍化されました。

「集中講義だなんて、小難しいと眠くなっちゃうわ~」と思っていたら、全然違いました!
お二人は実際に全国各地の名建築を訪れ、見学しながら対談。
現場の様子は写真や漫画でも紹介されているので、わかりやすいです。
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上の写真は、兵庫県神戸市の箱木千年家を見学した時のもの。
現存最古とされる室町期の民家で、軒の低さを体験しています。
(お二人とも首が曲がっていてお茶目!)

他にも興味深い名建築を紹介しています。
法隆寺、日吉大社、旧岩崎家住宅、投入堂、聴竹居、待庵、修学院離宮、
旧閑谷学校、角屋、松本城、三渓園、西本願寺。
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訪れる場所の雰囲気や歴史によって、挿絵の中のお二人は服装が変わります。
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そして毎回、藤森先生から鋭いツッコミや指摘が連発!凡人の私から見れば、旧岩崎家洋館は「日本じゃないみたい!素敵!」と浮かれてしまいそうですが、藤森先生にしてみれば「いろいろやりすぎて、うるさい。」実はヨーロッパの人が見たら「なんだこれ?」と変に感じる造りだそう。うぅぅぅ、知らなかった。詳しい解説は、ぜひ書籍でお読みください♪

山口晃さんが描くゆ~るい漫画も、いい味だしてます。現地で感じた素直な感想や、同行する編集者さんのボケ具合までもネタにしているからおもしろい!例えば三渓園での発見はこう。「床の間になにやら白い花が置いてあると思い、よく見たら軍手(それも片方)であった...」と。職員さんがたまたま置き忘れたであろう軍手が、漫画のネタにされてます。
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上の漫画は、断崖絶壁に建つ三徳山三佛寺投入堂を訪れた時の事。
入山する時は滑落事故防止の為に履物をチェックされ、不適合にされると所定の草履に履き替えさせられるとか(自腹で500円)。見事ひっかかった山口晃さんは、嫌がるどころか、ワラジ草履の歩き心地を天狗のような気分♪ と愉快に描いていました。(ぴょ〜んと上げた足がかわいい...。これでまたひとつ、私の中で山口晃さんの好感度が上がった)

「藤森照信×山口晃 日本建築集中講義」はキレイ事しか載っていない観光ガイドとは正反対。真面目な本では絶対読めないような、ボケとツッコミと脱線話の連続です!藤森先生が「女性のまつげはどうなっているんだろね」と言えば、山口晃さんが「つけまつげと、まつげエクステの違い」を説明。私は「なんで知ってるの!?」と驚きました。物知りですねぇ。

もちろん建物の解説や雑談から勉強になる事も多いです。本を読む前は、目次だけ見て投入堂や松本城に行ってみたいと思っていましたが、読んだ後では考えが変わりました。

この本を読んで、私が行ってみたいと思った所を勝手に発表します。
ベスト3はこれだ!

1位、京都の角屋もてなしの文化美術館
2位、横浜の三渓園
3位、京都の西本願寺

いつか、この本を持って現地を訪れてみたいものです。
by lululu-niigata | 2013-08-29 09:27 | 企画展情報


2015年7月19日リニューアルオープン!! 新潟市美術館のミュージアムショップです。


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2013年4月27日、新潟市美術館に念願のミュージアムショップがオープンしました。名前は「ルルル」。
hickory03travelersがデザインと企画運営をしています。
ルルル~、と軽やかに唄っているようなちょっとゆるくて、かわいい新潟らしいお店。ぜひ一緒に美術館で楽しみましょう!

新潟市美術館
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